井手神社

松山市北立花町2-4(平成20年3月27日)

東経132度46分26.53秒、北緯33度49分51.31秒に鎮座。

この神社は、伊予鉄道横河原線・石手川公園駅の北東400m程の辺り、石手川の北側に鎮座しております。

御祭神:大山積命・木花咲耶姫命・橘皇后・橘諸兄公・橘清友公

由緒:大山祇神、木花咲耶姫命を主神とす。当社内殿に諸兄公の神霊斎祀つて井手大明神と称して崇敬す。其後、清友公嘉智子姫の霊を合祀し、五社大明神とも称す。当社は往古、川の向かひに鎮座せるも慶長年中に今の地に移す。
神社名鑑より。

橘諸兄は晩年、山城国井手の地に、別邸を造り「井手左大臣」と呼ばれたようです。諸兄の孫にあたる清友が、この地の国司であった時、別荘を建て、先祖の霊を合祭し、井手大明神と称していたという。しかし当の清友公や娘の嘉智子までが御祭神に名を連ねています。清友公の子孫はこの地に土着したのでしょうか。

左大臣橘諸兄が橘一族の氏神として創建した、京都府綴喜郡井手町井手の椋本天神社(現在の玉津岡神社)はこちら。

神社入口

境内入口と社号標

拝殿前の構え狛犬。拡大写真はこちら。

(慶応3年(1867)9月吉祥日建立)

本殿と松山市指定文化財の橘。御祭神が橘氏なので後世の人がこれを植えたのでしょうか。

本殿塀の内にお住いの狛犬。尻尾がとても小さい。拡大写真はこちら。

(文政3年(1820)9月建立)

稲荷神社 橘夷子神社

天満宮