玉津岡神社

綴喜郡井手町井手東垣内(平成17年1月2日)

登り坂の続く参道です

神社入り口

入り口の左右で出迎えてくれる狛犬

 初詣と云うとどうして有名な神社仏閣ばかりに行くのでしょうか。京都だと八坂神社、平安神宮。東京だと明治神宮、浅草寺といった所に大挙押しかけて雑踏の中で祈願しても、とてもじゃ〜ないが、神様もいちいち願いをお聞き出来る雰囲気では無いような気がします。
 しかしここは山中にあり、ひっそりと静寂の中で心いくまで参拝出来ます。このような場所こそ神が宿るに相応しい神社と思います。
 御祭神は下照比賣命、配祀は味耜高彦根命、合祀は天兒屋根命、少彦名命、素盞嗚男命、菅原道眞公です。
 由来によると、祭神下照比賣命は、欽明天皇元年(540)8月に玉津岡の南峰に降臨されました。そこに宮社を建ててお祭りしたのが「玉岡の社」であり、玉津岡神社のはじまりです。 その後、聖武天皇天平3年(731)9月に、左大臣橘諸兄公は、橘一族の氏神として、椋本天神社を創祀し、その後、文応元年(1260)現在地に遷座しました。 玉岡の社は玉岡春日社、江戸時代には八王子社と社号を変え、明治11年10月、八王子社、春日社、田中社、八坂社、天神社の5社を八王子社殿(玉岡の社)に合祭し、明治14年、社号を玉津岡神社と改称し、明治23年有王天満宮を合祀ましした。
(平成祭データより)

拝殿前で神を守護している、と言うより参拝者を出迎えているような狛犬。

本殿は貞享4年(1687)の
造営で京都府登録文化財

文化財環境保全地区に
指定されている鎮守の杜。

社傳によると、天平3年(731)橘諸兄が下照比売(しもてるひめ)を勧請したのが起こりです。

参道の中ほどに小町塚があります。こちら

(慶應元年(1865)12月建立)

拝殿

(慶應元年(1865)旧9月建立)