秋葉神社

君津市山本1525(平成19年2月12日)

 この神社はJR久留里線・下部駅と小櫃駅の中間あたりで、国道410号線に面して入口がありますが、余程慣れた人でないと分かりづらいので、圓明院の南側に来たら気を付けて階段を探して下さい。その圓明院墓地脇を通って突き当たり右側に神社は鎮座しています。
 鎌倉時代に圓明院のおよそ2km後方の船塚山々頂に秋葉山三尺坊威徳大権現が勧請され、この圓明院が別当寺院として役割を果たしていましたが、戦国時代に戦に巻き込まれ無住となってしまいました。その後江戸時代の享保年間(1714)に、舟塚山山頂より秋葉権現を勧請し、現在の秋葉神社が創建されました。これを機に一千座の護摩供法要が勤修されたと伝えられ、三尺坊の御利益が広く世に知られていったということです。この様に神仏混淆の修験道色の濃い神社でしたが、明治初年、秋葉三尺坊は政府の「神仏判然令」によって日本古来の神・火之迦具土大神に置き換えられ、現在は神社として祭司が行なわれています。

神社入口
圓明院脇の参道 太道陸神碑
境内入口と靖国鳥居 階段の参道
拝殿 拝殿内の様子
狛犬は居ませんが、変わりに灯籠で悪戯そうな子達が走り回っていました。




本殿覆い屋 ご神木
ご神木