神崎神社

香取郡神崎町神崎本宿1944(平成20年1月2日)

東経140度24分12.44秒、北緯35度54分9.39秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
狛犬も多く、非常に古い神社で水戸光圀が名づけたナンジャモンジャの大木で有名です。茨城に近い為か狛犬などもどちらかと言うと、茨城の影響を受けている感 じがします。年代は元禄8年(1695年)ですので千葉では可也古い部類に入ります。
佐原の側高神社の狛犬(年代不明?)と非常に似た形状なので、側高神社の狛犬も同程度の年代と思うのですが、如何でしょうか?
獅子山も有りますが、子供が居ないのは寂しいですね。もしかしたら居たけれど、盗まれた可能性も否定出来ない形状でした。神社の欄干に掘り込んである狛犬も千葉では珍しいですね。

神崎神社は知名度が高いので分かると思いますが、車での入り口は鳥居の左側に道があり、そこから100m程で駐車場です。ここから入ると神社の参道の中程から入ることになり、獅子山と直ぐご対面となります。

地図を見ると神崎は「こおざき」と読んでいます。神社も「こおざきじんじゃ」であろうと思われます。「狛犬小僧」さんの言うように、茨城の県境の利根川がすぐ北側を流れており、その利根川に架かる神崎大橋の南東に鎮座しております。

白鳳時代に大浦二つ塚より現在の地に遷座し、明治6年に郷社、大正10年県社に昇格しました。7000坪あまりの境内は「神崎の森」と呼ばれ、全域が県の天然記念物に指定されています。また、本殿脇に国指定天然記念物の「なんじゃもんじゃの木」があります。御祭神は天鳥船命(あまのとりふねのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、面足命(おもだるのみこと)、惶根命(かしこねのみこと)であり、交通・産業守護の神として深く信仰されています。
神崎町

神社入り口

入り口左右の狛犬。高くて今一表情が分かりませんが、江戸流れでしょうか。

(昭和10年(1935)建立)

かなり損傷が見られますが、300年前ではしょうがないのかも知れません。「狛犬小僧」さんが似ていると云われる佐原の側高神社はこちら。長い胴、短い前足等、確かに似ているように見えます。

(元禄8年(1695)11月吉日建立)

確かに見下ろす吽には子狛が居るべきだと思います。

拝殿

拝殿前の狛犬

欄干の狛犬。千葉でなくとも珍しいと思います。寡聞にして、初めて見ました。

御神木。国の天然記念物に指定されている「神崎の大クス」。残念ながら、上部は明治四十年(1907)の火災によって枯死しているようです。又この木は水戸光圀が神崎神社参詣の折、「この木はなんじゃ…?もんじゃ…」と自問自答したことから、地元では「なんじゃもんじゃ」と呼ばれているようです。

神崎町が語る由緒の白鳳年代は670年頃で、古事記の編纂されたのが712年と云われ、若干古すぎます。神崎神社文書が語る、鎌倉時代初期が本当の創建かも知れません。

白鳳(はくほう)は寺社の縁起や地方の地誌や歴史書等に多数散見される私年号(逸年号とも。日本書紀に現れない元号をいう)の一つである。通説では白雉(650年〜654年)の別称、美称であるとされている(坂本太郎等の説)。
『二中歴』等では661年〜683年。 また、中世以降の寺社縁起等では672年〜685年の期間を指すものもある。
なお、『続日本紀』神亀元年冬十月条(724年)に「白鳳より以来、朱雀以前、年代玄遠にして、尋問明め難し。」といった記事がみられる。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より。