香取郡多古町牛尾1031 (平成22年11月14日)
東経140度27分36.48秒、北緯35度42分18.87秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
地方道45号線と地方道79号線が交差する交差点から79号線を700m程北上すると、道路右側に入り口の鳥居が見えます。
藁で作った大蛇が練り歩き、最後に大蛇を鳥居に巻きつけて、村の守り神とする祭りで知られている神社です。蛇はしばしば道切りなどに用いられるので、これが変化して練り歩く様になったのかもと推測しています。蛇まつりの順番としては、神主が隣の白幡神社より先にこの神社に来ますので、此方が先にお祭りが始まり終了します。残念ながら狛犬は居ない神社です。
また、多古町のホームページでは下記のように説明しています。毎年11月15日直前の日曜日、白幡神社と潮神社で、牛尾の蛇祭りが行われます。200年もの歴史をもつ神事で、五穀豊穣を祈願し、氏子の担いだ長さ8mの大蛇が暴れながら鎮守をめざします。
前日両社の氏子がそれぞれの当番の家に集り、稲藁を用いて長さ約8mの大蛇を作り、尾に「天下泰平」「五穀豊穣」と書した剣を付け、仕上った大蛇はその夜、当番の家の座敷に飾り当日を待ちます。
翌朝当番の家に集合した十数名の若者達は酒肴を振まわれ、合図がかかると座敷から大蛇を担ぎ出し、氏子中の童子が扮する素戔鳴尊の荒方、稲田姫に扮する女方を先頭に立て神社に向い、囃子方が後につづきます。神社までの道中、大蛇を担いだ若者達は酒の勢いもあって前後左右にもみながら暴れ廻ります。社前に至り、境内でひともみした後、鳥居に大蛇を巻きつけて一段落となります。
由緒書は無く、御祭神等詳細は不明なようです。
神社入り口と一の鳥居
左手には、白幡神社と同じ案内板がありました。
参道
二の鳥居に藁で出来た蛇を巻きつけます。この時は祭り前なので、蛇無しです。
参道途中の子安大神
手水石 | 浅間大神 |
境内
拝殿
御神木
出発前の蛇。集会所では蛇にも酒が入り、大いに盛り上がっていました。
完成した蛇 | 主催者の話では、ペコちゃん風の蛇に仕上がったとか。 |
藁の瓢箪の中に、蛇に飲ませる酒を入れるそうです。 | 木の尻尾 |
入念なメイク | 墨付け道具 |
墨付け道具は、参拝客の顔に墨を塗りつける為の墨と大根です。
いざ出陣 | 童化 |
稲田姫に扮する女 | 大切な尻尾。五穀豊穣、天下泰平と書かれた尻尾(剣)は 地面に触れてはいけない様な扱いを受けていました。 |
途中の家で記念撮影 | 拝殿に到着 |
拝殿到着後、参拝客には半紙に包まれたご飯が配られます。
装着開始。頭から装着が始まります。巻く向きは、左回転でした。 | 尻尾 |
完成しました | 南向きの顔 |
やっと完成し、これから蛇は一年間のお勤めです。何故か頭の方向は南向きらしい。向きは白幡神社と同じでした。