天津神明宮

鴨川市天津2950 (平成23年2月13日)

東経140度10分28.55秒、北緯35度7分31.92秒に鎮座。

この神社は、JR安房天津駅と安房小湊駅の中程、JR外房線の北側に鎮座しております。長い参道と豊かな杜に囲まれた静かな、落ち着いた神社です。

当神社の祭神は天照皇大神、豊受大神、八重事代主神、大山祇大神など七柱の神が合祀されています。むかし、天孫降臨に当たり、八重事代主神が海路当地に来て、東方鎮護の神として鎮座されたので、人々はこれを喜び『庤(もうけ)明神』と尊称しました。
治承四年(1180)源頼朝が石橋山の戦に敗れ、安房に逃れて来たとき、伊勢神宮に源家の再興を祈念し、祈願が成就したなら、安房の国に御厨一処を寄進しますと祈誓しました。
そして宿願が成就し、寿永三年(1184)当地に御厨を新設し、伊勢より迎えた神霊と、以前より鎮座の庤(もうけ)大神とを相殿にまつりました。
それから、『房州伊勢の宮』と尊崇され今日に至っています。
境内東側の山はすぐれた極相林として町の指定文化財になっています。
山頂には伊弉諾・伊弉冉の神を祀る弉冉神社があります。
境内の『まるばちしゃの木』は亜熱帯性落葉喬木で、千葉県指定天然記念物になっています。
境内由緒書より。

西町に頼朝が寄進した東条御厨跡を当社と争った庤神社があります。

天津神明宮公式サイトはこちら。

参道入口、宮川に架かる神明橋。嘗ては海岸迄参道はあったのでしょうか。

参道。しかし普段は使われることは無さそうです。

現在の参道入口

参道

境内入口

境内

拝殿と狛犬

拝殿前の江戸流れ。拡大写真はこちら。
(安政3年(1856)丙辰6月建立)

本殿


長神社

舞台

春日社

諾冉神社鳥居。ここから約5分程登ると、山頂の諾冉神社に至るようです。左手の木柱には『市指定天然記念物、神明神社の林』とあります。

多分この山頂に諾冉神社は鎮座していると思われます。

孫釣大明神

御神砂

戦没者慰霊碑

県指定天然記念物『まるばちしゃの木』