富野猿賀神社

北津軽郡中泊町富野 (平成21年7月19日)

東経140度25分12.67秒、北緯40度55分53.69秒に鎮座。

この神社は、津軽鉄道大沢内駅の西2km程の辺り、岩木川の右岸に鎮座しております。神社本庁と被包括関係に属していない神社のようで、青森県神社庁のサイトを探してもここの神社名は見当たりませんし、我々の地図にも般若寺の記載しか有りません。天台宗般若寺の境内にあるので、恐らく現在も般若寺が別当となっていると思われます。その時正式には「「猿賀深砂大権現」と呼ぶようです。

俗に下(しも)の猿賀さまとも呼ばれ、古くは農業と船乗り守護神として崇敬されているようです。上は勿論平川市猿賀神社でしょう。

文政8(1815)年に尾上町(現平川市)猿賀神社より分霊されたと伝えられています。したがって御祭神は上毛野君田道命と言いたい所ですが、ここは御祭神の差し替えが行われ無かったようで、深砂大権現を祀っているようです。

ここには多数の船絵馬が奉納されているようです。中泊町博物館・絵馬の解説はこちら。

神社入り口

津軽地方独特の俵を載せた注連縄

参道は右に曲がって行きます。

二の鳥居と社号標

ほっかむり狛犬は如何にも東北らしい。手拭の柄もぴったしのような。拡大写真はこちら。

(大正6年(1917)建立)

拝殿

社額

同じ境内の弁財天入り口

弁財天社殿