田村神社

横手市大雄新町東142(平成22年8月18日)

東経140度28分48.55秒、北緯39度21分18.72秒に鎮座。

 この神社は市立たいゆう保育園の東に鎮座しています。杉の大樹が目立つ杜の入口に、板締の注連縄が架かる石製両部鳥居が立ち、建立年代不明のはじめ進化形狛犬がいます。境内左には児童遊具が設置され、右側は一面の杉林。参道途中に木製両部鳥居が建立され、昔は藁葺き屋根だったと思われる重厚で存在感のある社殿が正面奥に建立されています。本殿は漆喰の白壁、蔵の様な感じの造りです。その他境内社や石碑、石仏などが点在しています。

 御祭神:経津主命、稲倉魂命、坂上田村麻呂命
 祭礼日:5月3日
 境内社:神明社
 由緒:大同2年、坂上田村麻呂が東夷征伐のみぎり当地に滞留し、夷敵退散、良民守護を祈願して毘沙門堂を建立したのが始まりとされている。大同2年創立。創立当時、毘沙門堂と称号。
 慶長年間に神社再建、この時、坂上田村麻呂霊を合祭して将軍山と号した。天保3年社殿改築。
 明治6年村社に列した。
 元、当神社を経津主神社と称号。明治22年田村神社と改称。
 大正13年秋田県指定神社に昇格し、神饌幣帛料供進される。
(「秋田県神社庁公式サイト」より)

社頭
入口に立つ社号標と菅江真澄の道案内
入口に立つ一の石製両部鳥居
鳥居に架かる板締の注連縄
入口にいる建立年代不明のはじめ進化形狛犬
はじめとは言ってもお腹の下が刳り抜かれていないだけで、吽には宝珠が付けられ、姿形はしっかりと狛犬になっています。でも、鼻先が尖り、鋭い牙が生えていたり、尾の形などから、もしかしたら狼なのかも…?。
狛犬の拡大写真はこちらで
参道途中に立つ二の木製両部鳥居
境内の様子
参道の様子
社殿
向拝下彫刻
目貫彫刻・龍
木鼻・象
組み物の上から睨みをきかしている力士
普通は四隅に4体の力士像がいるのですが、この社の組木上には3体の力士像しか見られません。1体は朽ちてしまったのでしょうか?貴船神社の力士像から比べると彫りが平面的で荒い感じがします。
幣殿・本殿
境内社 境内社
養蚕神社 石仏
保呂羽山、羽黒山大権現 金勢大明神、子安観世音?
二十三夜塔、金毘羅大権現 馬頭観音、湯殿山
庚申、三吉大神
ご神木