池田家邸内社

大仙市高梨大嶋 (平成26年6月8日)

東経140度30分48.00秒、北緯39度27分14.03秒に鎮座。

東北三大地主(他は山形県酒田市の本間氏・宮城県石巻市の齋藤氏)と言われる池田氏の庭園。その庭園内に鎮座しております。

約42,000平方メートル(12,700坪)の広大な敷地は、池田氏の家紋にならって亀甲の平面形を呈しており、周囲は石垣を伴う堀と土塁で区画される。仙北平野を特徴づける屋敷林をともなう散居でもとりわけ傑出した景観を有している。庭園は明治29年(1896年)の陸羽地震により家屋が倒壊したのを機会に耕地整理事業と併せて所有地を集約し、大正時代にかけて、後に近代造園の祖と呼ばれた造園家長岡安平により造られた貴重な文化財であり、観賞上の価値だけでなく、学術的な価値もきわめて高い。
ウィキペディア より

大曲駅前の居酒屋で飲んでいると、隣の親父から、「何をしにいらしたのですか」。と聞かれたので、「狛犬を探して日本中を旅しています」。と答えたら、隣の親父曰く「我が家にも昔は狛犬が居たのだが、気が付いたら居なくなってしまった。」・・・
結構大きそうな狛犬が盗まれても分からないような家に住んでいるのだろうか。・・・その時は酔っ払いの戯言かと思っていました。
そして、今公開中なので是非来てくださいと、名刺をくれるではありませんか。なんとその方が池田家16代当主・池田泰久さんでした。
我々は現当主直々の案内で庭園を見学させて戴きました。その節は有難うございました。

池田家は、大仙市仙北地域高梨地区に所在する。家伝によれば、天正(1573〜1591)慶長(1596〜1614)の頃、摂津国から戦乱を避けて奥州に逃れ、後に高梨に移り住んだとある。現在の当主は16代目である。池田家は郡奉行設置に伴い親郷肝煎に任じられるなど藩の機構に組み込まれ、文化・文政期頃に永名字帯刀を許され扶持を与えられた。明治維新後、在村地主として大正期には千町歩を所有する巨大地主に成長する。旧邸宅は平成16年2月に国指定の名勝となった。

素晴らしい庭園ですが、公開日が限られています。大仙市ホームページでご確認を。

教育委員会等の説明はこちら。

払田分家の庭園はこちら。

入口

門を潜りすぐ右手の池田家邸内社
池田家では、お伊勢様や三峯神社をお祀りしています。屋敷北部から現在の場所に、大正時代に移築されました。

社殿

向拝の龍と木鼻の狛犬

庭園内は一方通行となっております。

雪見灯籠と池

洋館

燈籠 五重層塔

六尺桶

旧邸内社跡。狛犬の台座のみがあります。確かにこの広さなら盗まれても気づかない筈です。疑って申し訳ありません。