山梨岡神社

山梨市上石森(平成17年5月28日)

山梨市駅の南東約1kmの石森山つつじ公園に隣接して、この神社は鎮座しています。案内板によると、創建年代は不詳ですが、磐座とよばれる古い石信仰の場として崇敬され、石森岡神社とも呼ばれました。御祭神は熊野大権現と国建大明神です。杉の古木の聳え立つ中大きな両部鳥居を潜り石畳の参道を行くと、小川に架かった太鼓橋があります。その右手には阿夫利神社とかかれた石碑と、古の信仰の対象となっていた磐座が鎮座し、前方には鬱蒼とした木々の間に石垣が組まれ、階段の後方は小山になっています。その正面の階段を上ると社殿が建ち、社殿左側から尚も小山を上っていくと、本殿裏には大きな磐がごろごろしていて、秋葉神社を経て最頂部には琴比羅神社が祀って有りました。この小山を一巡りすると現代人の私ですら何かしら神を身近に感じるのですから、古人がこの地を信仰の対象とした事も、デイラボッチの伝説が生まれるのも頷けます。

神社入り口

太鼓橋と境内の様子

阿夫利神社と書かれた石碑と磐座

拝殿

県指定文化財の本殿

大きな岩と奥に裏から見た本殿の屋根

最頂部の琴比羅神社

山梨県の民話・デイラボッチの大わらじが奉納されていました。