西八代郡市川三郷町大塚4232 (令和5年4月6日)
東経138度32分30.13秒、北緯35度33分58.55秒に鎮座。
この神社は、JR身延線・甲斐上野駅の東1.4km程の辺り、市川三郷町大塚の街外れに鎮座しております。
ここは狛犬ファンなら殆どの人が知っている、最古の国産石造り狛犬?が居る神社です。県道29号線から県道36号線を結ぶ金川曽根広域農道の中間辺りに陸橋が架かっているので、その直ぐ手前を右折すると、右の杉林の中に赤い社殿が見えます。注意深い人は此処で本殿前に檻に閉じ込められた狛犬が居る事に気がつく筈です。応永12年(1405)2月1日という銘が腹部に入っているそうですが、所謂『はじめちゃん』より300年近く以前に造られた物とはとても思えないほど、デザインも斬新で洗練されていますし、磨耗も損傷も少ないように思いました。神社そのものも、緑の中に静かで落ち着いた雰囲気の、まったりとした心安らかな時間をたっぷりと持てる・・・そんな感じのする神社でした。
御祭神 伊弉冉命・速玉男命・事解男命
由緒
往古よりこの郷の鎮守として熊野三社が祀られてをり当社は本宮であったが、明治四十三年四月二十五日山梨県の許可を得て新宮並速玉社を合祀した。本殿大床に石造高麗狗二体が安置されてをり銘に応永十二乙酉大公性見、小公藤次郎と刻されてゐる。旧社領一石五斗八合寄進、昭和四十八年拝殿を改築した。
山梨県神社庁公式サイト より。
参道入口
参道と社号標
随身門
随身様
境内入口
境内入口の狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和4年(1929)11月3日建立)
拝殿
拝殿内部
本殿
本殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(応永12年(1405)2月1日建立)
石祠