韮崎市岩下(平成17年6月5日)
韮崎駅の東700mほど、塩川の左岸更科橋近くに勝手神社は鎮座しています。
由緒によると創建応和元年(961)大和の国吉野山から勧請した古社で、御祭神は正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命、受鬘神命、武甕槌命です。因みに、勝手神社という名称は全国に三社しかないそうです。
ここは河岸段丘底面にあるため、塩川の水害に悩まされたり、大火に被害を受けたり、辛苦を舐めてきたこの神社は以前は小山の上に本殿があったのですが、洪水の濁流に削られて、ついに平地となってしまったといいます。境内には大ケヤキが4本、静かに聳えていますが、永い時を神社と共に過ごしてきた風格が感じられます。
(昭和15年4月3日建立)
室町末期の形式をもつ明神鳥居、154cmの小柄な私でさえ頭がつかえます。
境内入り口、台輪鳥居
本殿
しょうわタイプも苔むしたり少し磨耗したりするとだんだん風格が出てきます
ご神木、大ケヤキのうちの2本
摂社にはこんな物がはためいていました
ご神木と境内の様子
境内の木々
末社