南アルプス市有野(平成17年6月5日)
県道20号線・竜王芦安線を西に向かい、源交差点で12号線を100m南下、ガソリンスタンド脇を右折して西に向かい、400mほど細いくねくねした道を進むと、右側にこの神社は鎮座しています。由緒によると、御祭神は水波能命命で水害防護の神です。御勅使川は有史以来大氾濫をくりかえし、特に天長11年(834年)の洪水は大惨事をもたらし、淳和天皇が勅使を派遣され水神を祀り、以後流域各村の鎮守となりました。今では御勅使川が氾濫する事も無く、神社は各氏子さん達に大事に守られているようで、マツ、アサダ、クマシデ、モミ、ケヤキなどの古木が社叢を形成し、整備の行き届いた気持ちの落ち着く神社でした。
(倉橋町石材店 井上 雷山 昭和11年5月吉日建立)
神社入り口
参道の様子
甲斐タイプの狛犬の典型ですが精悍な顔つきの良い彫りをしています。
阿は残念ながら鼻先と下顎が欠けています。
随神門
拝殿
本殿
境内社
磐座でしょうか?
七社神
拝殿軒下の龍の彫刻