玉諸神社

甲府市国玉町(平成17年6月4日)

中央本線・酒折駅の南約800mの国玉町に鎮座している甲斐国三の宮です。社記によると往古は酒折宮北方の三室山上に鎮座していましたが、日本武尊が東征の帰路に立ち寄り、甲府盆地の水害に苦しむ様を見て、国中央の佳き地を選び、水害防止の為に一つの玉を土中に埋め、その上に杉の木を植え国玉大神(国の玉=魂)を祀ったのが始まりという由緒がある式内社で、国魂神、国玉社とも呼ばれています。この杉が後に玉室杉(たまむろすぎ)と呼ばれるようになり玉諸の地名になったといわれています。塩山市にも玉諸神社が有り、そちらの玉は巨大な水晶の玉ですが、こちらの玉は、国玉=魂で、一国鎮護の国神を祀っているという事で、甲斐国三宮に列せられています。江戸時代初期につくられた本殿には珍しく背後に2本の柱が立っています。この柱は、大きな屋根を支えているという説と、神社の神体山をお参りするための遥拝門だという説などが考えられているそうです。

社号標と大きな両部鳥居

とても綺麗で変わった神楽殿

立派な拝殿

見事な枝振りの松のご神木

江戸時代初期につくられた三間社流造りの大きな本殿。
写真で分かるでしょうか?珍しいのが本殿後ろの2本の柱です。この柱は、大きな屋根を支えているという説と、神体山をお参りするための遥拝門だという説などが考えられているそうです。

諸々の境内社