甲府市古府中町2611(平成17年6月4日)
この神社は甲府市に観光にきた人ならば殆どの人が訪れるであろう、と思われるほど有名な神社です。甲府駅の北北東約2.1km、駅北口から武田通を真っ直ぐ北上すれば突き当たりが武田神社です。ここは信玄の父・信虎が永正16年(1519年)に石和より移し、武田信虎、信玄、勝頼が三代にわたり63年間住んでいた躑躅ヶ崎館の跡地に、大正8年に創建された武田信玄公をご祭神とする神社です。現在では、この館跡は国の史跡に指定されていますが、ここは城も石垣も無く、小規模で無防備な感じがする本当に小さな館跡地で、信玄の詠歌といわれている「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」という哲学がうかがえます。大正8年創建であるにも関わらず、拝殿、中門、本殿と全てが大きくて見事な桧皮葺きの造りなのには驚き、又その美しさに感歎しました。境内も木立に囲まれ気持ちよく、なかでも「三葉の松」は全国でも珍しく、黄金色になって落葉することから、身につけると「金運」のご利益があるといわれて大事に持ち帰る人もいるようです。
(昭和13年1月吉日建立)
神社外観
一の大鳥居
超巨大な招魂社系狛犬
境内入り口の明神鳥居
荘厳な拝殿
桧皮葺きの中門と回廊
拝殿内の様子
桧皮葺きの本殿
信玄公ご使用井戸
神楽殿
ご神木
境内の様子