穴切大神社

甲府市宝2(平成17年6月4日)

この神社は甲府駅から南西に約800m、穴きり小学校のお隣に鎮座しています。社記によると奈良時代の和銅年間(708〜715)の開創と云われ、往古湖だった甲府盆地を切開いたという湖水伝説、すなわち穴切り明神が山を切り開き、瀬立不動が水を導き、蹴裂明神が岩を破壊し、三神が協力して湖だった甲府盆地の水を流した、その事績を称え、又安全などを祈ってつくられた神社だといわれています。また、旧穴切町の名前の由来にもなっています。拝殿は残念ながらコンクリート製になってしまいましたが、本殿は桃山時代の建築といわれ、檜皮葺うるし塗りで国の重要文化財、随身門は江戸時代後期のものといわれ、市の文化財に指定されています。立川流の彫刻の美しさに思わず見とれます。

(石匠・小松 一二  昭和14年6月建立)

社号標と神社入り口

しょうわ狛犬ですが甲斐タイプで手彫りなので感じは悪く有りません

随神門正面と境内から裏側を

随神門の彫刻は素晴らしいのですが逆光と
余りに高い位置にあるので写真が汚くごめんなさい

コンクリート製の拝殿

神楽殿

本殿は国重要文化財の一間社流造、檜皮葺の桃山時代の建築

境内社・塩釜神社

境内社・明神社