佐久神社

笛吹市石和町河内(平成17年6月4日)

この神社は県道22号線・甲府八代線の河内交差点の直ぐ南に鎮座しています。案内板によると甲斐国の開闢祖神として仰かれた岩裂・根裂の二神と天手力雄命を、雄略天皇の時代に国の中央にあたる現在地に祝祭したといわれている式内社です。この開闢祖神二神は昔この地が湖水であった頃、その水を抜いて、開拓をした神々だといわれており、この神々の御名より社名が佐久となったそうです。社殿は、文久二年(1862)に改築されたものであり、梁行三間桁行三間の総欅唐破風造檜皮葺(現在銅板葺)で、江戸期神社建築の優れた技法を集め、屋根組みと彫刻の造形美はその極致に達している、という理由により県指定有形文化財となっています。
本当に本殿の彫刻は見事な物ですが、残念ながら鳥除けに金網が懸けられ、よく見えませんでした。又社殿の周囲は木々に覆われていますが、社地の殆どは広場になりゲートボール場と化していました。

(昭和17年12月8日建立)

神社入り口と明神鳥居

境内の様子

参道と社叢

神楽殿

拝殿

県指定有形文化財となっている
彫刻の見事な本殿

象と狛犬の木鼻。良く見えれば最高の芸術品だと思われます。

脇障子と唐破風の下の彫刻

申し訳ないけれど戦時中の狛犬は概して好きにはなれません。