笛吹市石和町松本(平成17年5月29日)
石和温泉駅の北400mの大蔵経寺山の麓にこの神社は鎮座しています。国道140号線・青梅街道通称雁坂みちに、珍しく自然石に文字が彫りこまれた式内社を示す社号標が注連柱と共に建っていますが、神社の入り口は大蔵経寺の墓地のどん詰まりにあり、参道は墓地の中を通っています。境内は大きな両部鳥居を潜り、階段を上った先の一段高い位置にあります。白壁の拝殿と、覆い屋に覆われたかなり傷んだ本殿が一日も早い改築を待っているような気がしました。創建は不詳、物部十社明神とも呼ばれており、饒速日命外十神の物部氏の祖を10代祀った神社のようです。詳しくは下記由緒の写真でどうぞ。
延喜式内物部神社の社号標
墓地の中を通る参道
境内への階段と両部鳥居
拝殿
傷みの激しい本殿
しょうわ狛犬