美和神社

笛吹市御坂町二之宮(平成17年5月29日)

この神社は中央自動車道・一宮ICの西約1.8kmの高速道路南側に鎮座している甲斐国二之宮です。神社の入り口を示す注連柱に続く長い杉並木の参道を行くと、風情のある屋根つき両部鳥居が建つ境内入り口にたどり着き、広々とした境内のずっと奥に神楽殿と拝殿が見えます。勢いのある見事な広葉樹の杜の中には、美しい流れの屋根を頂く本殿があり、本殿裏には宝物庫でしょうか、コンクリート製の建物が付いています。
社伝によると創建は、景行天皇の御代、日本武尊東征の際に、甲斐国造の塩海足尼によって、大和の御室山の大三輪明神を勧請し創建されたと伝えられています。なるほど美和=三輪なのですか。綺麗な神社名だけれど女の人の名前みたい・・・と能天気に考えていた私も目から鱗。御祭神は大物主命で、一宮浅間神社、三宮玉諸神社とともに、甲斐国の水防の祭儀を執り行ってきたために、國主の尊崇も厚かったようです。

(昭和12年8月建立)

注連柱の建つ神社入り口

気持ちの良い杉並木

屋根付きの両部鳥居

境内前方は広場です

美しく気持ちの良い境内の様子

大きな立石と拝殿

未だ現役で綺麗な神楽殿

甲斐タイプ、へちゃむくれ狛犬

本殿

境内社

境内社と道祖神