石和八幡宮

笛吹市石和町市部(平成17年5月29日)

この神社は石和温泉駅から南に700m程、国道411号線の駅入り口交差点のすぐ近くです。社伝によると武田氏の祖・信義の子信光(石和五郎)が建久3年(1192)鎌倉の鶴岡八幡宮をこの地に勧請して、石和八幡宮として郷の産土神としたのが始まりで、武田家の崇敬を厚く受け栄えましたが、織田信長により兵火をうけ焼失。翌年徳川家康がすぐに再興しました。拝殿と随神門は現存する、石和町最古の建築物です。詳しくは下記写真でどうぞ。
大きな注連柱と両部鳥居を潜ると池に太鼓橋が架かる参道でその奥には石和町最古の随神門、よく手入れがされ全く古さを感じさせません。奉納灯篭の先には扁平顔のどっかと座った狛犬がいて笑わせてくれます。社殿脇と裏の竹薮には多くの摂社、末社が点在しています。木が多く綺麗に刷き清まられた境内に佇んでいると此処が街中だという事を忘れてしまう静かで綺麗な神社でした。

(昭和12年2月朔日建立)

国道から見た神社入り口

参道の太鼓橋

随神門

拝殿

扁平な顔で見下ろしているお座り狛犬

本殿

境内社・稲荷社

あちこちにある摂社、末社