仁壁神社

山口市三の宮2-2136(平成20年7月31日)

東経131度29分38.68秒、北緯34度11分6.59秒に鎮座。

この神社は、JR山口線・宮野駅の南西800m程の辺り、陸上自衛隊山口駐屯地・訓練場の南側に鎮座しております。

御祭神:下照姫命 (右殿)・表筒男命 中筒男命 底筒男命(中殿)・味耜高彦根命(左殿)

仁壁(にかべ)神社の創建年月は不明であるが、文徳実録・三代実録などの正史や延喜式神名帳にその名が見える古社である。長治元年(1104)宮の前の旧地から現地へ遷座したという。古くから周防三の宮と呼ばれている。
明応六年(1497)大内義與は九州の戦陣から帰り、五社参拝をした。五社とは、防府右田の玉祖神社・徳地の出雲神社・この仁壁神社・さらに吉敷の赤田神社・大歳の朝田神社をいう。この参拝の順に一の宮、二の宮……というふうに呼んでいる。
永徳一二年(1569)大内輝弘の乱の時焼失したが、程なく毛利輝元によって再興された。その後正徳二年(1712)にまた焼失したので、享保五年(1720)重建された。現在の社殿がそれである。
なお、当神社には「慶長十三年二月吉日新見作」という刻名の獅子頭がある。慶長十三年は江戸時代初期(1608)にあたり、山口市の有形文化財に指定されている。
山口県/市教育委員会
境内由緒書より。

大内氏の時代、既に律令の権威は全く失われていたようです。大内義與が三番目に参拝したから三の宮とは・・・・。因みに今でも通称「さんのみやさま」だそうです。

神社遠景

神社入り口と神橋

境内入り口

拝殿

拝殿前の狛犬。台座と石が違います。多分平成になって狛犬のみ取替えられたようです。拡大写真はこちら。

本殿

幣殿と本殿

綿津見神社 具明社
稲荷神社 河内社