今八幡宮

山口市八幡馬場22(平成20年7月31日)

東経131度29分3.6秒、北緯34度11分0.74秒に鎮座。

この神社は、JR山口線・上山口駅の北1km程の辺り、八幡馬場に鎮座しております。嘗てはここで流鏑馬等も行われたのでしょうか。江戸時代は広大な社地を持っていたようです。

御祭神:応神天皇・仲哀天皇・神功皇后・玉依姫命・宇治皇子

この社の創建年代は不明であるが、鎌倉時代に大内氏一九代弘成の娘に今八幡殿と呼ばれた人名があり、山口に大内氏が移る以前からあったことがわかる。文亀三年(一五〇三)大内氏三〇代義興が下宇野令の朝倉八幡宮を今八幡宮の地に移し、二社を合併して造建したのが現在の社殿であると伝えられている。
楼門は左右に切妻造りの翼楼を付し、正面に一間の向拝がある。拝殿は桁行三間、梁間一間の切妻造りで、その後方に本殿がある。社殿は楼門・拝殿・本殿が一直線に配置されている。
このように楼門を拝殿に兼ねた造り方は山口地方独特の形式であって、山口近郷には同形式のものが多くみられる。本殿外陣の海老虹梁や楼門柱下の礎盤など、禅宗様の建築様式が見られる。
なお、当社には大内義隆が寄進した銅製の鰐口があり、国の重要文化財に指定されている。
境内由緒書より。

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神社入り口

石段途中の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和8年(1933)8月建立)

楼拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和43年(1968)10月吉日建立)

社殿全体

本殿

八柱神社。「明治40年内務省令により町内各地の神社をここに集めた。」と書いてあります。明治政府の宗教政策が伺えます。由緒書はこちら。

八柱神社を守る狛犬。拡大写真はこちら。

(文政6年(1823)正月吉日建立)

豊玉姫を祀る客人神社

えびす神社と稲荷神社