朝田神社

山口市矢原1241(平成20年8月1日)

東経131度26分41.75秒、北緯34度8分43.06秒に鎮座。

この神社は、JR山口線・矢原駅の南西300m程の辺り、大歳小学校の前から真直ぐに伸びる250m程の参道突き当たりに鎮座しております。

朝田神社(周防五の宮)
御祭神 罔象女神(みずはのめのかみ)他十一柱
由緒
古くは大歳村に一郷社・六村社即ち
 朝田の地に朝田神社(旧郷社)
 今井の地に若宮八幡宮(旧村社)
 上湯田下の地に八幡宮(旧村社)
 高畑・現在地に住吉神社(旧村社)
 岩富の地に黒川八幡宮(旧村社)
 勝井の地に熊野神社(旧村社)
 高井の地に八幡宮(旧村社)
の七社が鎮座され、数百年間氏神・氏子として尊崇されてきましたが、明治三十九年発布された神社整理に関する内務省令により、現在地に六社の神々が合祀に相成り、大歳地区の総氏神として崇敬されて参りました。合祀の文によれば「明治三十九年に事起り、めでたく落成奉祝祭を執り行はれしは大正二年十一月にして、満七ヶ年の長き年月を要し、数百回の会合に、氏子中の日の寄進を数ふれば幾千日を知らず」とあります。
昭和五十八年は七社の合祀されてより七十五年にあたり、氏子の皆様方から浄財の御寄進をいただき、御社殿の修理・境内の整備が完了し、二十五年ごとに行われる式年大祭が晴天の内に盛大に奉仕されました。
今更ながら神恩に感謝し、祖先の守り伝えた伝統を更に子孫に伝え遺す覚悟を新たにする次第です。・・・・
境内由緒書より。全文はこちら。

高畑・現在地に住吉神社とあります。元々この地にあったのは住吉神社だったようです。現在の住所は矢原で朝田はすぐ西隣です。ここより西2k程の辺りに朝田川が流れています。旧朝田神社はその辺りだったのでしょうか。神社名を高畑神社とせず朝田神社としたのは、周防五の宮が朝田神社だったので、有名な朝田の名称をつけたのでしょうか。

神社入り口

入り口左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(文政8年(1825)8月吉日建立)

神門

神門前の狛犬。拡大写真はこちら。

(嘉永7年(1854)8月15日建立)

拝殿

本殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(嘉永7年(1854)9月建立)

拝殿内部と本殿

裏参道に建つ鳥居

裏参道の狛犬。拡大写真はこちら。

四対の狛犬を御紹介しましたが、残念!もう一対居ました。地図には社殿の向き等書いてありませんから、我々は裏からの参拝となり表参道に建つ一の鳥居を遥かに眺めただけで行きませんでしたが、実はそこにも狛犬が居られます。億劫がらず行くべきであったと反省!!。