岡崎八幡宮

宇部市船木395(平成20年7月29日)

東経131度13分45.9秒、北緯34度2分26.56秒に鎮座。

この神社は、30号・小野田美東線が、2号山陽道にぶつかる、岡の坂交差点の南南東200m程の辺りに鎮座しております。我々が持っている「昭文社の県別マップル」でもこのサイトで利用している「ちず丸」でも岡崎八幡宮は山陽道の北側に書かれていますが、その場所は現在「船木護国神社」となっています。岡の坂交差点から東へ行くと右手に岡崎八幡宮の標識があり、案内に従って右折すると境内裏手に到着します。嘗て船木護国神社と岡崎八幡宮は同一敷地内にあり同じ宗教法人だったのでしょうか。山陽道の建設に伴って八幡宮が移ったのかも知れません。

旧県社岡崎八幡宮略記
玉依姫命・日女命・姫大神(多紀理毘賣命・市杵島比賣命・多岐津比賣命)
御祭神:応神天皇・神功皇后・仲哀天皇
由緒
人皇代十五代神功皇后海外出兵の時此の地に有りし楠の大木を切って四十八艘の軍船をこの里人に造らされた。
ゆかりにより此の地を船木と称す。
其の後、宝亀元年(770)、人皇四十九代、光仁天皇の勅使として和気清麻呂公、宇佐八幡宮へ御下向の時、船木の因縁を聞召され、皇后の深いゆかりの地として御帰路の際、宇佐八幡宮御分神を此の地に鎮祭さる。それが今この地、岡の崎にして社名、岡崎八幡宮と称す。
船木の氏神様として、御霊験灼かにして船木は元より遠近より崇敬者の参拝多く又、全国にても珍しく御神酒を造ることが許可された神社が四十四社あり、中でも清酒が造れる神社は四社にして、その中の一社にして誠に格式の高い神社であります。
御神酒の造り始めは、神功皇后が此の中国地方にて米の造り方を習われた時、御手植に成られた米で御神酒を造り神様に供えたのが初めと謂われて居る。其の米が早米で背丈一七○センチになる。
又、豊臣秀吉が天正拾五年に幣を奉め祭祀をなしたと有る。
又、長崎奉行も参拝し九州の大名が参勤交代の行き帰りに参拝し安全祈願をしたと有る。
又、八幡宮の御眷属として稲荷様としては、全国でも屈指に数えられる霊験灼かな御剣様、三光様、豊光様を初め九柱の稲荷様が祀ってあります。
御神徳
交通安全・商売繁盛・病気平癒・安産育児・開運厄除
末社
祇園社:武勇の神様・商売の神様
櫛祖神社:産業の神様
生目八幡宮:目の神様
参拝の栞より。

教育委員会の説明はこちら。

神社全景

嘗て正面参道だったと思われる参道。肉眼では気づかなかったのですが、鳥居の近くに狛犬が見えますが、撮り忘れました。残念!

拝殿正面と斜めから。

今の参道を護る浪速狛犬。拡大写真はこちら。

(文化8年(1811)7月吉日建立)

多分旧参道を護る狛犬。拡大写真はこちら。

(慶応3年(1867)9月建立)

木鼻の狛犬

本殿

本殿の妻で柱を齧っている逆さ狛犬

境内の末社

境内の末社:稲荷神社

境内の末社:宮地嶽神社

岡崎稲荷神社

生目八幡宮