斎八幡宮

下関市豊北町矢玉(平成20年7月30日)

東経130度53分20.3秒、北緯34度16分16.37秒に鎮座。

この神社は、矢玉漁港のすぐ北側、漁港を見下ろす高台に鎮座しております。191号線、響灘を左に見ながら北上し、矢玉漁港を過ぎる頃、矢玉川が左手に見えて来ます。その矢玉川の反対側に鳥居の立つ蜻蛉橋を渡ると矢玉集落に入ります。左折し、矢玉川にそって下って行くと神社入り口ですが、多分見つからないと思います。必ず地元の方に道を尋ねて下さい。

(いつき)八幡宮
御祭神 :神功皇后・仲哀天皇・応神天皇
由緒沿革
鎮座地矢玉浦の氏神はもと神田上一ノ宮住吉神社であった。しかし神田上が萩領であったのに対し矢玉浦は長府領であり制度上も不便が多かった。さらに矢玉浦から一ノ宮までは道程が一里も隔っており交通上も不便であった。矢玉浦は江戸時代の元禄期(1688)ころから人口が増加し海運業が盛んとなった明和・安永期(1764)ごろには大阪兵庫の船舶がしきりに往来して盛況を呈してきた。そこで文政二年(1819)長府の二の宮神社より分霊を勧請し当地区の氏神とした。
境内由緒書より。

文中「長府の二の宮神社」とは「忌宮神社」のことと思われます。

矢玉川に架かる蜻蛉橋。鳥居の額は「斎八幡宮」の文字が。神社は左手、山の上です。

神社入り口。ここ以外道は無いようです。

参道。境内迄は数分程でしょうか。

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(天保12年(1841)3月建立)

本殿

金刀比羅社 厳島社
祇園社 荒神社

境内社を守る狛犬。若干損傷はあるものの健気に頑張っています。拡大写真はこちら。

(文化14年(1817)10月吉日建立)

参道途中より矢玉漁港の眺め