八幡人丸神社

長門市油谷新別名35(平成20年7月30日)

東経131度4分6.95秒、北緯34度22分23.98秒に鎮座。

この神社は、山陰本線人丸駅から東に700m程の辺り、191号線沿いに鎮座しております。社地全域が、室町時代以前の古典に書かれている樹木を植え、古典樹苑となっている位ですから、緑に囲まれた静かな神社です。

旧八幡宮御祭神:應神天皇・仲哀天皇・神功皇后
旧柿本神社御祭神:柿本人麿朝臣
由緒
明治四十三年当地方の氏神社字新別名弓絃葉山に鎮座の八幡宮に、当地に鎮座する旧柿本神社を合祀し、即日旧柿本神社社殿に移転し、現社号に改称す。
旧八幡宮由緒 天平宝字年中字掛渕の漁夫の霊夢に現れられたので、油谷湾から奉遷して弓絃葉山に鎮祭する。
旧柿本神社由緒 柿本朝臣、御在世中石見国から九州への御往還の時、此の地の風景を深く愛でて、詠まれたという歌『むかつくの奥の入江のさざなみに海苔かく海女の袖はぬれつつ』御逝去の後、後の人その威徳を追慕し祠を建てて祀る。
飯尾宗祇右の御詠に因みて詠んだ歌『むかふつの海苔かくあまの袖にまた、思はずぬらす我旅衣』右の詠の色紙今も当社に蔵す。
古来旧公爵家旧藩主及び遠近郷の崇敬厚く石見国高津 播磨国明石の柿本神社と共に日本三社と称される。 ・・・・
境内由緒書より。全文はこちら。

神社入り口と社号標

参道

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(慶応3年(1867)6月吉日建立)

木鼻

本殿

古典樹苑に居る狛犬。拡大写真はこちら。

(文化15年(1818)3月吉日建立)

古典樹苑

三猿。日吉神社も嘗ては有ったのでしょうか。

『むかつくの奥の入江のさざなみに海苔かく海女の袖はぬれつつ』の歌碑