吉香(きっこう)神社

岩国市横山2-8-10 (令和4年8月21日)

東経132度10分44.96秒、北緯34度10分07.55秒に鎮座。

この神社は、JR岩徳線・西岩国駅の北西2km程の辺り、岩国城の南側山麓に鎮座しております。

御祭神 吉川氏歴代の神霊

由緒
吉香神社は岩国藩主吉川氏歴代の神霊を祀る神社で、現社殿は、享保13年(1728)横山の白山神社内に造営され、明治18年(1885)に旧城跡の現在地に移築されたものです。鳥居、神門、拝殿及び幣殿、本殿が南から北に一直線に並んだ構成となっています。
神門は小型の四脚門で冠木中央に吉川家家紋があり、拝殿は、入母屋造で背面に幣殿が張り出し、本殿は、三間社流造で正面に軒唐破風、千鳥破風が付されています。
いずれも軸部から小屋組まで当初形式をよく保持しており、充実した細部を備えた丁寧なつくりとなっています。特に本殿と拝殿および幣殿は独特な形式で複雑な架構と屋根形式を巧みにまとめていて、独自性が認められます。
全国的にも数少ない祖霊を祀る神社建築で、全体に岩国藩大工の高い技術が窺え、地方における江戸中期の優品として、高い価値が認められます。
境内由緒書き より。

参道入口

一の鳥居

参道左右の玉乗り狛犬。拡大写真はこちら。

(大正2年(1913)8月吉辰建立)

参道左右の獅子山

二の鳥居

神門

拝殿

拝殿内部

本殿


錦雲閣

脇参道入口。右手上が岩国城。