宇佐八幡宮

防府市鈴屋840(平成20年7月31日)

東経131度35分34.59秒、北緯34度6分18.25秒に鎮座。

この神社は、防府市の北北東6km程の辺り、八幡岳の東側山麓に鎮座しております。200m程あるでしょうか。長い参道を登って行くと、正面に茅葺の重厚な拝殿が見えて来ます。

御祭神:誉田別命(応神天皇)・息長足姫皇后(神功皇后)・「奥津嶋比賣命・市寸嶋姫命・多岐津姫命」=三女神
創立・由緒
御創建は宇多天皇の寛平三年(891)佐々木徳寿丸が全国八幡宮の総本社鎮西宇佐神宮に参籠、皇作延長・天下泰平・国家安全・五穀成就・惣民豊楽を奉祈したる御神璽を供奉し、八筈岳中程の伊勢山に鎮祭し創祀とす。その後六四三年を経た後、奈良天皇の天文二年(1523)八幡宮の御璽が現在の社地鈴寶山の大岩上に御飛座の神変出現したが為、久満佐渡左衛門尉重友が寶殿を建立し移祭した。
一五七年を経た元禄三年(1690)社殿焼火す。元禄七年(1694)御神殿を再建、天明五年(1785)幣殿・拝殿を再建し今日に至る。
神態
明應二年(1493)征夷大将軍足利義稙・畠山義豊・細川政元と河内の正覚寺に戦い、敗走して当地に下り、再び大将軍たらんと当宮に参り戦勝祈願のため鐘、太鼓を撃たらしめ、舞踊らしむ。その時より今日に至るまで俗に鐘踊と唱え、毎年例祭にはこれを執行し神意を慰め奉るものである。
境内由緒書より。

参道入り口。鳥居の額は「八幡宮」。

一の鳥居前の浪速狛犬。拡大写真はこちら。

(天明8年(1788)秋建立)

参道

24号線を横切って参道はまだまだ続きます。

二の鳥居。承応3年(1654)建立で防府では二番目に古いとあります。

二の鳥居前の狛犬。拡大写真はこちら。

(明治12年(1879)1月建立)

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(明治27年(1894)3月吉日建立)

本殿

飛座船石
この大岩は寛平三年(891)佐々木徳寿丸が全国八幡宮の総本社鎮西宇佐神宮に参籠、皇作延長・天下泰平・国家安全・五穀成就・惣民豊楽を奉祈したる御神璽を供奉し、真尾八筈岳中程の伊勢山に鎮祭し創祀とす。その後、六四三年を経た後、奈良天皇の天文二年(1523)八幡宮の御神璽がこの大岩上に神変出現した為、久満佐渡左衛門尉重友が寶殿を建立し移祭したと言う御創建縁の大岩である。

赤さま