佐波神社

防府市惣社町6-2(平成20年8月1日)

東経131度35分6.44秒、北緯34度3分26.75秒に鎮座。

この神社は、国分寺と国衙跡の中程、惣社町に鎮座しております。律令時代周防國の中心だったと思われます。

社号標に周防総社とありますが、周防国総社は金切神社であったようです。仲哀天皇が筑紫征伐の折りに立ち寄られ、賊軍討伐の祈願のため、天照皇大神ほか十三柱を祀られたのが金切神社のはじめという。明治四十年(1907)に勝間神社(浜の宮)、八幡社、日吉神社を合祀し、佐波神社と改称したと言われています。

石段を登ると境内ですが、とても広そうです。

境内

拝殿

拝殿両脇の狛犬。拡大写真はこちら。

(天保9年(1838)9月建立)

本殿

鐘栄稲荷神社は、鐘紡防府工場の守護神として伏見稲荷大社より勧請された。鐘栄神社を氏神である佐波神社の境内に遷座し、産業発展・五穀豊穣・農事安全・商売繁盛の守り神としてお祀り申し上げております。
境内由緒書より。

昭和11年(1936)に市制施行された防府市と共に歩んで来た鐘紡防府工場ですが、平成17年(2005)に業績不振により撤退、稲荷神社もここに遷座されたようです。

本殿脇にありました。元狛犬に見えるのですが、そう見えてしまう我々は既に病気なのだろうか。