江泊神社

防府市江泊2103(平成20年8月1日)

東経131度36分19.09秒、北緯34度2分28.45秒に鎮座。

この神社は、三田尻中関港の北側、山陽本線の踏み切り近くに鎮座しております。こじんまりとした神社ですが、時折踏み切りの警報が聞こえる以外は静かな神社で、境内の清掃も行き届き、静かに参拝出来ます。

御祭神 :火産日命・奥津彦命・奥津姫命・豊玉彦命
配祀神:住吉大神・稲荷大神

江戸時代の宝暦六年(1756)、字沖ノ原に鎮座。天明二年(1782)、現在の前町の地に移転する。旧号を荒神社と云う。明治御改正により現在の神社名に改める。当時の記録に「江泊神社は、宝暦六(1756)子八月十七日、元右田御領主毛利内匠殿当江泊開墾築立の節、沖の原に御勧請の龍神宮也、宇は明神松原と謂所也、明和六丑の四月開作地を右田御領主より御本領御撫育所へ上地相成り、天明二寅の年前町より当今所へ引地、御遷座宮以来御殿御普請所へ被仰付、年々春秋両度御祭祀料米八斗宛、御本米を以って被立置、六反三畝十六歩御除地有之也、大政御一新就御改革、江泊神社と御改唱被仰付、御祭祀料御負請所御除地等悉皆廃止被仰出候也」と当社の沿革が述べられている。明治六年(1873)村社に列せられる。配祀神である住吉大神や稲荷大神及び境内社(荒神社・戎社)は、氏子鎮護の神であって、明治四十年(1907)、神社統合の際合祀されたものである。次に境内神社の塩釜神社は、岸津塩田の守護神として鎮祭されたものである。稲荷大神は、明治七年(1874)に京都の稲荷神社を勧請したものである。
山口県神社庁より。

神社入り口と社号標

境内

拝殿と本殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(慶応3年(1867)5月建立)

戎社・荒神社

御神木

境内裏を走る山陽本線