柏倉八幡神社

山形市柏倉910-1(平成20年5月5日)

東経140度16分6.28秒、北緯38度13分51.12秒に鎮座。

 この神社は西山形小学校の南西約200mに鎮座しています入口には社号標と「西山形の散歩道」の案内があり、木製の両部鳥居を潜ると豊かな杜の中に参道が続いています。参道途中には出雲丹後狛犬の山形バージョンがいて、境内にはいるとすぐ右手に「義家橋」や市指定文化財の「木造女神座像」の案内が立っています。静かな佇まいの境内には拝殿・本殿が建立され、神寂びた雰囲気一杯の神社でした。

 御祭神:応神天皇、神功皇后、比売大神
 例祭日:9月15日
 境内社:金比羅宮、天満宮
 由緒:八幡神社は九州の宇佐八幡から始まり、京都の石清水八幡、鎌倉の鶴ヶ岡八幡と続きます。
 縁起によれば、この社は康平6年(1063)源義家が戦勝を祈願するために、山城国石清水八幡の分霊を勧請して建てたと伝えられる、この地方きっての古社ですが、慶長5年(1600)9月15日、米沢直江兼続の山形攻めで兵火にかかり焼失しました。その直後、山形城主・最上義光によって再建され、その後も歴代の山形城主が篤く信仰したようです。
 女神像は山形市指定文化財で、また,神社一帯は縄文遺跡でもあり、矢じりなどが神社の左側から出土しています。

平成24年5月7日未明の火災に遭い、本殿・拝殿・幣殿を全焼したようで、現在再建費用の協力を求めています。

社号標
神社入口
湯殿山碑 参道の様子
狛犬の数では一番多いと思われる、昭和15年生まれの出雲丹後狛犬山形バージョンです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(石正刻 昭和15年(1940)5月建立)
拝殿
本殿
境内社:金比羅宮、天満宮
義家橋
境内から入口を振り返る