名手八幡神社

紀の川市那賀町穴伏464(平成18年3月26日)

 この神社は和歌山線・名手駅近くの国道24号線・小島信号から127号線に入り、那賀中学角を右折、突き当たりに鎮座しています。宮ノ森と呼ばれる厳かで豊かな杜の中に広い駐車場があり、境内入口の鳥居を潜り、参道を進むと、雅な雅楽の演奏が聞こえてきます。その妙なる調べの中を尚も進むと、大きくて綺麗な拝殿がそびえ立ち、その奥にはトタン屋根で保護された優雅な三社殿が建ち並んでいました。その社殿右側の境内は大きな広場となっており、其処には境内社・安高稲荷大明神が鎮座しています。
 この神社は那賀町と粉河町の旧名手庄11ヶ村の産土神で、誉田別命(応神天皇)・帯仲比古命(仲哀天皇)・息長足姫命(神功皇后)を御祭神としてお祀りし、「続風土記」には名手大明神社と記されています。

下の道路からの急な階段 階段から駐車場への入口
神社遠景 神社入り口
拝殿前、文政3年(1820)生まれの狛犬
(文政3年(1820)3月建立)
大きな拝殿 拝殿内の様子
トタン屋根の覆いが付けられている三社殿。
左から、丹生神社、八幡神社本殿、天満神社・蛭子神社。
三社殿とも春日造り檜皮葺きの屋根で、彩色も綺麗に残り、壮観でした。
本殿前の可愛い狛犬。
中に入れないので建立年代は分かりません。
耳垂れで少しやんちゃそうで、若々しくお行儀の良い狛犬です。足の太さが目立ちます。
向かって一番左側の丹生神社 中央・八幡神社本殿
一番右側の天満神社・蛭子神社 ご神木の大楠
境内社・安高稲荷大明神入口 安高稲荷大明神
安高稲荷大明神前の文化4年(1807)生まれの狛犬。
眼がまん丸でこめかみから顎の下にかけての鬣が、
ネックレスのような感じで可愛い狛犬です。
(文化4年(1807)建立)
駐車場に咲いていたタンポポ、桜。
境内の樹には寒さで動けなくなった蛇が巻き付いていました。