船津八幡神社

岩出市岡田(平成18年3月25日)

 この神社は岡田地区と溝川地区の境にあり、春日川に面して鎮座しています。鎮守の杜は大楠などの老樹で構成され、本殿裏面にはサワサワと風にそよぐ竹藪が見えました。
 この八幡神社は旧岡田村の産土神であり、通称岡田の宮と呼ばれ親しまれてきたようです。主祭神は誉田別命、配祀神は手置帆負命、天忍穂耳命、天照皇大神、素盞嗚尊、市杵嶋姫命、菅原道真、菊理姫命です。伝承によると 御祭神船津八幡大神は鎌倉から流れ釆て、この地に留まったと言われ、古には回廊・舞台・篭堂・宝蔵・御供所を備えて社領も十七町あったとされていますが、天正年間根来寺の戦禍に巻き込まれ焼失。その際、社記なども焼けてしまい、由緒は不明となりました。(和歌山県神社誌より)

神社入り口 社号標
明治7年生まれの若々しい狛犬。
阿は大口を開けて笑っているように見え、
吽は「あっぷっぷっ」と睨めっこをしているように見えます。
体格は和犬のように筋肉質で締まりがあります。
(明治7年3月建立)
割拝殿 拝殿前から見た境内の様子。
前方は春日川の土堤です。
本殿正面から 本殿。流造の銅葺がよく見える側面から 
ご神木の大楠