藤並神社

有田郡有田川町天満(平成18年3月27日)

 この神社は湯浅御坊道路・吉備ICの500m程東側、22号線に面して鎮座しています。
 御祭神は菅原道真、水主神、菅原高視、配祀は菅原宣來子です。境内社に山東神社「伊太祁曽大神」(伊太祁曽神社からの勧請)、蔵王神社、祇園神社、秋葉神社、粟嶋神社が有ります。
 武内宿禰が勅命を奉じて水主神を勧請したのが創祀と伝えられています。その後、斉明天皇3年(657)、有間皇子が紀伊国へ行啓の時、幣を捧げられ、翌年の秋天皇が牟婁の湯に行幸の砌、幣帛を奉じ、神田を殖されたといいます。平安時代、天元3年(980)紀伊国司・菅原有忠公が霊を感得され、山城国北野天満宮から菅原道真公の霊を勧請、合祀して天満宮と改称したとのことです。その後天正の頃、豊臣氏の南征により社領は没収されたとのことですが、徳川時代に再興されています。明治以前は両部神道、その後は唯一神道、明治末期に周辺の神社を勧請し、藤竝神社と改称しました。 (神奈備にようこそより)

神社入口 社号標
神門 拝殿
本殿 境内社・粟嶋神社
楠の大木が聳える境内
境内社・祇園神社、秋葉神社