春日神社

高岡市戸出春日452(平成21年5月3日)

東経137度0分10.18秒、北緯36度41分28.7秒に鎮座。

 この神社は庄川左岸近くに鎮座しています。境内の周囲には石垣が組まれ、樹木が見えますが、境内の中は明るく良く整備されています。

 御祭神:天児屋根命、武甕槌命、天照皇大神、罔象女命、建御名方命
 由緒:貞観10年(868)秋、大和国奈良の住人吉江定明が鹿を伴ってこの地へやって来たところ鹿が病死してしまった。定明はこれを神のお告げと考えこの地に居を構え、衣の中に持ってきた1尺2寸の阿弥陀如来と春日大明神を祠を建てて祀った。
宝永2年(1702)秋、祠を村の中央から130間ほど南西の地に移し、安政3年(1856)9月に再び村の中央に戻して社殿を造営した。この間に祠のあった地は、宮田、宮畑と呼ばれ現在も旧跡として残っている。
明治29年8月1日、庄川洪水の際に拝殿、幣殿が流出し下流の二塚村字鎧地内に漂着したが、水が引いた後に木材を拾い集めて再建したところ全ての木材が見つかったといわれている。
 鹿の因縁からか、この社には毎年山々から数頭の鹿が参詣したといわれ、大正初期までは実際に鹿を見かけた住民も多かったという。
 大正10年6月、村社春日神社、末社である神明社(祭神:天照皇大神)、神明社(祭神:天照皇大神)、水ノ杜(祭神:罔象女命)、諏訪社(祭神:建御名方命)の5社を合祀し、現在に至っている。
 ご神体は阿弥陀仏木像である。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

神社入口 台輪鳥居 鳥居に架かる額
境内の様子
拝殿前、大正3年生まれの狛犬
ややきつめの目に瞳まで彫られています。身体中に筋肉を現す瘤が付けられ、装飾的な尾が目立ちます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正3年(1914)8月建立)
拝殿
本殿鞘堂
「敬神」と書かれた額の架かる社殿 春日神の眷属・鹿像