西宮神社

射水市本町2(平成18年11月25日)

 この神社は奈呉ノ浦に注ぐ内川に面して鎮座しています。運河に向かって建つ表参道にたたずむと潮の匂いがして、海の傍に建つ神社という感覚が実感できました。

 御祭神:事代主命・ 大國主命・ 豊玉姫命・ 金刀比羅神
 由緒:天平宝字8年(765)、大伴家持が、二上庄(伏木)の一宮村に 気多神社を創建の際、その摂社として三社の大神を勧請したのが創建と伝えられ、天正8年(1580)神保氏張により、現在地に社殿が再興され遷座し、奈呉浦西宮神社と称しました。漁業関係者の崇敬が篤く、又、漁業関係の神事も多く、「ボンボコ祭り」は市指定の文化財となっています。
 「ボンボコ祭り」とは、春の例祭で舞人によるボンボコ舞の奉納の後、御座船による海上渡御が行われます。毎年の祭りではなく、不漁が続いた翌年などに大漁祈願の祭りとして不定期に開催されるそうで、お囃子の太鼓が「ボンボコ」と響くことから名付けられたとされます。

表参道入口 入口前の内川の様子
潮の匂いが漂っていました。
拝殿 本殿
拝殿の挙鼻・龍と木鼻・狛犬
しょうわ狛犬ですが、この子達にはあの独特の厳つさがありません。
太めの愛くるしい狛犬です。
(石工・田中正一 昭和5年5月建立)
町内に向けられた裏参道入口
ボンボコ祭の案内はこちらから