気比住吉神社

射水市放生津町(平成18年11月25日)

 この神社は放生津町の堀岡神明神能寺線に面して鎮座しています。
 御祭神:仲哀天皇
 由緒:この地は鎌倉初期、敦賀の気比神宮の神領地で布・鮨・鮭などを献納していましたが、奈呉の気比宮はその末社として勧請されたと伝えられます。天正9年(1581)最後の越中守護代・神保家神保長住が出した制札では放生津の三宮の一画を担っていた由緒ある古社です。古新町に鎮座していた住吉社は、昭和3年の大火で焼失し、ここに合祀されました。拝殿の狛犬は松の木彫で市指定文化財となっています。

神社入口 拝殿と本殿脇から
一応岡崎現代型の亜流のようですが、顔つきが全然違います。
面長の動物顔で、威厳と気品が感じられる狛犬です。
(昭和4年8月建立)
境内外に上記の案内があったのですが、普通は案内だけで直に見ることはできません。ところがここの拝殿は、狛犬の居るところが細い桟と金網で保護されているだけなので、本当に間近に拝見できました。放生津八幡宮の狛犬と同じく天才的彫刻家・矢野啓通が造ったもので、素朴ですが力強さが感じられる狛犬です。
境内社・稲荷神社 入口と社殿
境内社・来名戸社 奇妙な形にねじ曲がったご神木