佐陀神社

米子市淀江町佐陀162(平成21年7月29日)

東経133度23分52.74秒、北緯35度26分10.68秒に鎮座。

 この神社は佐陀一部公民館の南に鎮座しています。境内両脇は広い草原で、神社入口には未だ新しい鳥居と燈籠が建立されています。めおと綯いの注連縄が架かった随神門を入ると、参道脇には燈籠が奉納され、正面に千鳥破風と唐破風が付けられた豪華な拝殿と風除けが取り付けられた本殿が建立されています。閑静な神社でした。

 御祭神:伊弉諾尊、伊弉冉尊
 祭礼日:10月18日・例祭日、1月1日・初もうで、1月18日・星祭り、4月18日・春祭り、7月14日・夏祭り、10月18日・紐落としご祈念、12月18日・新嘗祭
 境内社:三宝大荒神、二柱神社他
 由緒:創立年代は不詳ですが、日野郡楽々福神社旧記に、「佐陀大明神は人皇七代に当って当国悪鬼蜂起し国家動揺す、依て孝徳天皇之れを退治の為御幸せられ、国中悉く平定、此の時出雲の佐陀神社より佐陀大明神を勧請せられし」と記され、又、伯耆誌には「祭神 伊弉諾尊、伊弉冉尊と称するは誤りにて大己貴命蛆貝姫とする旧説ありと田蓑日記に見ゆ。又猿田彦神とす説あり。」とあります。
 昭和6年7月村社に列し、同年9月22日、神饌幣帛料供進神社に指定されています。

社号標
社頭
随神門
境内の様子
拝殿前、皇紀2600年記念に建立された威張り系狛犬
(昭和15年(1940)建立)
千鳥破風と唐破風が付けられた拝殿
拝殿向拝下彫刻
拝殿木鼻・狛犬
本殿
境内社:三宝大荒神
三宝大荒神を護る建立年代不明の出雲丹後狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
末社
末社を見守る一体だけの出雲丹後狛犬
境内社:二柱神社 境内社
広々とした境内の様子