湊神社

東伯郡湯梨浜町橋津369(平成21年7月28日)

東経133度52分45.59秒、北緯35度30分2.11秒に鎮座。

 この神社は橋津川河口近くの右岸に鎮座しています。近くには橋津古墳群もあり、かなり昔から人々が住み着いていた地域のようです。
 社地は玉垣が巡らされ、入口の鳥居を潜ると、数段の石段の上に随神門が建立されています。随神門内には随神さんの足元に可愛い笏谷狛犬が居ましたが、格子戸の中なので夫は撮影に苦労していたようです。
 随神門を潜り参道を進むと、苔むした出雲構え獅子が迎えてくれ、石段を上がった境内でも大分剥落が進んだ出雲構え獅子が懸命に神社を護っていました。
 社殿は大きく立派な造りで、境内社も二社祀られています。

 御祭神:水戸神、速秋津彦命速秋津姫命、合祭:北野神菅原道實、少童神
 祭礼日:10月体育の日の直前の日曜日(大名行列有り)
 境内社:二社
 由緒: 社記に「創立年代詳らかならず。伝え云う伊勢別宮瀧ケ原宮別神霊なりと----」とあり、また「三代実録」の貞観9年(867年)の条には「--従五位下を奉授せられたり--」と記述されている。
 「伯耆國河村郡東郷庄絵図」(正嘉2年:1258年)には「大湊宮」と記されているように、古くからの由緒ある神社である。
 天明4年(1784年)、湊村の大火で本殿を除く社殿が焼失。そのため、天明6年(1786年)それより高い現在地に遷座された。
 明治5年2月、郷社に列し、鳥取県第52区(田後・長瀬・久留・水下・上浅津・下浅津・光吉・赤池・南谷・上橋津・橋津村)、第53区(白石・野方・藤津・宮内村など23村)の氏神と定められた。
(「橋津について」より)

社頭 明神鳥居
随神門
随神門内にいる笏谷狛犬
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参道の様子
参道脇にいる建立年代不明の出雲構え獅子
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境内入口
境内の様子
境内に居る明治2年生まれの出雲構え獅子
阿の顔面が欠損しており、その他剥落など大分痛んできています。
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(明治2年(1869)9月吉日建立)
拝殿
本殿
末社 末社