山口神社

鳥取市青谷町小畑397 (平成21年7月28日)

東経134度0分47秒、北緯35度26分54.58秒に鎮座。

この神社は青谷町小畑の280号線に面して鎮座しています。
小川に架かる石段を上がり鳥居を潜ると参道は一般道となり、随神門は社地の左隅近くに建立されています。
この門を潜ると境内となりますが、随神門正面に赤い屋根瓦の拝殿が建っています。拝殿の前には今回の旅のメインテーマの一つとして楽しみにしていた、青谷町一帯で江戸時代末期に活躍した名石工・川六の狛犬がいます。長い年月を風雨にさらされたにも関わらず無傷の儘、やや風化した姿や苔蒸した様がかえって貫禄を増し、又、周囲との調和をもたらしていました。
社殿後方には鎮守の杜が残され、境内社も一社祀られています。

この社に案内は無く、御祭神は大山津見命、保食神、豊受神ですが、勧請年月・縁起・沿革等は不明です。

鳥居に架かる社額
社頭
小川に架かる石段を上がり鳥居を潜ると参道は一般道となり、随神門は社地の左隅近くに建立されています。
随神門
拝殿前、万延元年生まれの川六作、出雲丹後風狛犬
この時期の他の狛犬はかなり川六の独自性の出ているユニークな物が多いのですが、この社では出雲丹後風の温和しい物になっています。多分依頼主の要望があったのだと思われますが、流石に顔つきや、尾の並々ならぬ流れには、川六を感じることが出来ますね。丸い台座にまで彫刻が施された丁寧な造りです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(北河原住・川六作 万延元年(1860)9月吉辰日建立)
拝殿
流造りの本殿
本殿木鼻・狛犬と象
社殿全景と境内の様子
境内社