菖蒲神社

鳥取市菖蒲701-2(平成21年7月31日)

東経134度12分20.66秒、北緯35度28分45.85秒に鎮座。

 この神社は大井手川畔に鎮座しています。造成された境内から社殿に至るまで、とても綺麗に整備された神社でした。

 御祭神:大物主神、素盞嗚命
 祭礼日:4月18日前の日曜日
 由緒:天神地祇を祀る氏神の社として、もと高草郡古海郷菖蒲の宮ノ元に鎮座していましたが、奈良時代前期に薬師寺と習合し、のち貞観年間度重なる風水害により菖蒲山の中腹に遷座されました。遷座後も習合の名残をとどめ山王権現として氏子・里人の信仰に根付き、末社に祀られた明見社、稲荷社、荒神三社と共に庶民の心の支えとなっていました。
 享保年間(1716〜1735)大旱魃、転変地変が起こり、疫病が大流行した時素盞嗚命(当時は牛頭天王と呼ばれていた)の分霊を勧請し、菖蒲山宮ノ谷に大平神社を建立したところ疫病がぴたりと止んだといわれています。
 明治にいたり、神仏分離令により山王権現を菖蒲神社と改称し、更に大正13年大平神社を合祀しました。しかし参道の随所が崩れ社殿も老朽化したため、菖蒲山宮ノ谷(現704番地)を遷座地と定め社殿の造営をし、昭和15年上町の護国神社旧本殿を譲り受け移築し、幣拝殿は新築しました。
 平成4年、遷座地として菖蒲籠山を造成し、本殿の移築、幣拝殿の新築、境内整備をしました。

境内「由緒書き」はこちらで

社頭
境内入口
拝殿前、大正4年生まれの出雲丹後狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正4年(1915)9月建立)
拝殿
本殿