大坪神社

鳥取市青谷町大坪558(平成21年7月28日)

東経134度00分34.70秒、北緯35度29分21.90秒に鎮座。

 この神社は大坪の集落から西に入った山の中腹に鎮座しています。
 集落内の道路は一車線分しかない狭い道路なので夫は車に残り、私だけが徒歩で神社を探してみたのですがどうしても入口が分からず、地元の方にお聞きしました。「すぐそこを右の山の方にはいると、神社がありますよ。」と教えていただいたものの、最初は間違えて集落の共同墓地に迷い込んでしまいました。
 こんな筈はない…と思い直し、民家の間の狭い路地を入ると、道は畑地の間を通り藪の端を抜け、山の中に続いています。蜘蛛の糸を払いながら、ひとりぼっちの不安と戦いつつ進んでいくと、竹林の向こうにやっと鳥居が見えてきました。
 地元の方の「神社はありますよ。」の確約がなければ、きっと諦めてパスしてしまった神社ですが、きちんと鳥居や社号標が建ち、拝殿前には大正13年生まれの構え獅子も待っていてくれました。車道は造られておらず車が近寄れる場所ではなく、何もかも人力でしか運べない筈なのに、社殿も大きく立派でした。

 この社に案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。

参道入口
参道入口から社地までは約200m、途中、石段もある山の端の遊歩道のような散歩道でした。
社頭
社号標 参道の様子
境内の様子
拝殿前、大正13年生まれの構え獅子
まるで力士が見合っているような姿で睨み合いを続ける凛々しい顔の狛犬は、前脚が長く力強く、今にも動き出しそうな感じがします。
狛犬の拡大写真はこちらで
(平田・石義作 大正13年(1924)11月吉日建立)
拝殿
本殿
境内社
境内社木鼻・狛犬と象