松嶋神社

鳥取市嶋117 (平成21年7月31日)

東経134度11分26.32秒、北緯35度29分17秒に鎮座。

この神社は大桷と宮谷に挟まれた嶋地域の一番狭い所に鎮座しています。49号線から神社の社叢が見えますが、入口付近は狭い農道に面しており、周辺には車を置けるスペースが無く、始めは私(妻)一人での参拝と写真撮影の予定でした。
入口には旗立柱がたち参道途中に鳥居が建立されています。本当に長閑な参道を行くと、境内右手に嘗ての御神木と覆い屋があり、90度右に曲がった先に狛犬と拝殿が見えます。参拝を終えた後、本殿に向かうと本殿縁に何やら白っぽい体のおかっぱ頭が見えるではないですか…出雲系の狛犬が多いこの地域で笏谷狛犬は貴重な存在です。「これは夫にも見せてあげねば…。」と思い連絡すると、「車は全然通らないから少しの間なら行かれる。」という返事…。二人で至福の刻を過ごすことが出来ました。
そこで又二人のいつもの一言「こうして神社を廻っていると日本はとても広いと思うようになってきたけれど、何処にどんな良い狛犬、変わった狛犬がいるか分からないんだから、手を抜かないで全ての神社を廻らなくっちゃね〜。」

この社に案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。

社頭
入口の明神鳥居
参道の様子
境内入口
境内右手に置かれた嘗ての御神木と覆い屋
拝殿前、明治43年生まれの出雲丹後狛犬
阿の下顎がとれ、補修してあります。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治43年(1910)7月建立)
拝殿
本殿
本殿縁にいる建立年代不明の大きな笏谷狛犬
屋根下にいますが、かなりの年代物なのか嘗て何か障害物にぶつかったのか、阿の鼻先が欠け胸の下に剥落がみられます。直立に付けられた尾が多い笏谷ですが、吽の尾は右側にややカーブして造られています。
狛犬の拡大写真はこちらで