葭原(あしはら)神社

鳥取市円護寺700(平成21年8月1日)

東経134度14分52.66秒、北緯35度30分38.84秒に鎮座。

 この神社は円護寺川上流、吉川経家公墓所の南に鎮座しています。
 入口に石段はあるのですが、前方は大樹が茂り神社らしき佇まいには見えないので、一旦は行きすぎてしまい、他に該当するような道がなかったので石段を上がると左側に鳥居が建っていました。鳥居からは境内入口や社殿の様子も見え、安心して石段参道を登ることが出来ました。
 境内入口には出雲丹後狛犬がおり、明るく開けた境内正面に拝殿、幣殿、その奥の玉垣内に本殿が建立されていました。本殿の写真を撮ろうと思って近づくと社殿の下に何か白い物が見えます。慌てて近づくととても変わった狛犬でした。早速狛犬専門の写真班(夫の事です)を呼んで撮影開始。この地域としては変わり種の面白い狛犬と遭遇できました。

 この社に案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。例祭日は4月15日前の日曜日で麒麟獅子も奉納されます。

社頭
参道途中の明神鳥居
石段参道と境内入口
境内入口に居る昭和9年生まれの出雲丹後狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和9年(1934)8月建立)
拝殿 拝殿に架かる社額
本殿
本殿前にいる文久2年生まれの狛犬
阿吽の位置が反対で、阿には角が付いています。この地域の狛犬としては特異な顔つきと体型で、単純な造作の中に独創性があり、造りも丁寧です。ある特定の地域内で、この様にポツンと変わり種が生まれるのは、どういう経緯からなのでしょうね〜。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文久2年(1862)8月建立)
本殿脇に一体しかいない和犬のような狛犬