志加奴(しかぬ)神社

鳥取市気高町宿527 (平成26年7月18日)

東経134度04分20.86秒、北緯35度28分20.03秒に鎮座。

この神社は、JR山陰本線・浜村駅の南南東5km程の辺り、気高町宿の街並を外れた山中に鎮座しております。

御祭神 大己貴命・素盞嗚尊・少彦名命

由緒
『延喜式』(927年)の「神名帳」に所載されている古社で、気多郡内の式内社5座のうちの一つです。
祭神は大己貴命、素盞嗚尊、少彦名命で、明治以降に境内末社稲荷神、小林(二本木)、樽間(重高)山崎(土居)、青木(鹿野)、の各社を合祀しています。現在鹿野地区の東側と瑞穂地区の南部に約200戸の氏子を抱えています。
古くは、鹿野町にあり、慶長4年(1599)9月の鷲峯大神志加奴神社という棟札が鷲峯神社に現存しています。
『因幡誌』によると「天正年中(1573〜1591)亀井氏鹿奴在城の時、其社地山下の街心にあるを以て、神祠を比志也久目と云所に移し、後又宿村今の地に遷せり、故に今に於て鹿奴の土人半勝島を以て氏神とす」と記しています。また勝島大明神とも称され、下伊勢大明神と称したとも記されています。
明治2年(1869)5月に一村一社となり現在に至っています。
代々、武門の崇敬が篤く、当地の領主亀井家や鳥取藩主池田家から社領を寄進されています。流造の本殿のほか、幣殿、黒瓦屋根の拝殿、随神門、鐘楼(鋳造年月日は不明であるが元禄元年(1688)に破損したため下村清兵衛、竹井宗悦らによって改鋳されたという。)、神輿庫があり、境内のシイの大木は老樹の威厳があります。また、当社の氏子である鹿野町上町の獅子舞は鳥取県の無形民俗文化財に指定されています。
境内由緒書き より。

参道入口

社号標

鳥居

随神門前の狛犬。拡大写真はこちら。
(石工・川六 元治元年(1864)甲子5月建立)

鐘楼

随神門

随神様

拝殿

拝殿内部

本殿


末社参道

末社参道脇の狛犬。これも川六か?

末社