高松神社

境港市高松町573(平成21年7月30日)

東経133度14分32.48秒、北緯35度30分42.9秒に鎮座。

 この神社はJR西日本・境線・高松町駅のすぐ西に鎮座しています。何ともローカルな感じの駅や周辺の畑地と相まって、こんもりとした社叢や神社の静謐さが際だつ、のんびりゆったりと参拝するには格好の神社でした。

 御祭神:素盞鳴命
 祭礼日:10月28日
 境内社:数社
 由緒:創立年月は不詳ですが、寛永2年(1625)の棟札があり、それ以前の創建と思われます。その他の縁起・沿革等は不明です。

 地名の高松の名は、地区にあった大松に由来するといわれています。戦前は大きな松がたくさんあったそうですが、養蚕場を建てたり、戦時中の松根油を取るためにかなり伐採され、現在のような姿になった…ということです。
 神社東の高松町駅は又「すねこすり駅」という愛称で親しまれています。
 「すねこすり」とは「ゲゲゲの鬼太郎」にも登場し、「夜中道を歩いている人の股間(足の間)をこする妖怪。犬の姿をしている。岡山県小田郡に伝わっており、雨の降る夜に現れるという。こすられた人間は歩きにくくなってしまうが、それ以外に特に危害を受けることはない。妖怪研究家・化野燐によれば、すねこすりの最古の記録は博物学者・佐藤清明による著書『現行全国妖怪辞典』(1935年刊行)が記述の初出。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)」という可愛い妖怪で、岡山県の伝承では犬、水木しげるの漫画「ゲゲゲの鬼太郎」では猫の姿をしているようです。

社頭 台輪鳥居
入口鳥居の後ろに控える昭和4年生まれの出雲構え獅子
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和4年(1929)旧9月28日建立)
参道と境内の様子
参道途中にいる明治42年生まれの出雲丹後狛犬
阿の顔が何か変だと思ってよくよく見ると、頭頂部から上顎にかけてスパッと亀裂が入り、下顎に乗っている状態でした。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治42年(1909)9月建立)
拝殿
拝殿に架かる注連縄
〆の子の上部が丁寧な造りです。
本殿
末社 末社
末社 末社
神社の境内からJR西日本・境線の駅・高松町駅が良く見えます。