大港神社

境港市栄町161(平成21年7月30日)

東経133度13分58.53秒、北緯35度32分37.77秒に鎮座。

 この神社は近頃頓に有名になった「水木しげる記念館」の西約80mに鎮座しています。街中の神社ですが、結構鎮守の杜も残されています。大きな社号標の建つ入口には一の鳥居が建ち、随神門内にはかなり綺麗に彩色が残っているチョッと惚けた木製神殿狛犬さんがいます。境内の二の明神鳥居は寛保3年(1743)建立の古い物で、その他手水鉢や燈籠など石造物が市指定文化財となっていますが、これは境港が海上交通の上で重要な位置にいたことの証と言えるようです。
 境内も社殿もとても綺麗に整えられた気持ちの良い神社でした。

 御祭神:品田和気尊、大帯姫尊、比淘蜷_、武内宿禰命、亀井能登守安綱、須佐之男尊、大己貴命、事代主命、清若丸、手島四良三郎、小磯亦四郎
 祭礼日:9月15日
 境内社:北野神社他
 由緒:創立年月は不詳ですが、社宝に永享3年(1431)記文のものがあります。往古から境、上道、中野、福定,竹内、高松の六ヶ村の産土神で八幡宮と称し、旧藩主より崇敬厚く幕提灯等の寄進がありました。
 明治元年現社号に改称し、郷社餘子神社の摂社となりましたが、後年無格社に改められました。武内宿禰命は以前の末社の御祭神で、亀井能登守安綱は亀井神社と称し元本社の東側に鎮座していました。清若丸、手島四良三郎、小磯亦四郎は末社の御祭神でしたが明治元年境町大字境字宮ノ前鎮座無格社亀井神社に合祀し、後、大正4年6月17日亀井神社を合祀しました。
 昭和8年2月4日神饌幣帛料供進神社に指定されました。

社頭
社号標 入口の明神鳥居
随神門
随神門内にいる木製神殿狛犬
かなり綺麗に彩色が残っているのですが、格子戸がありガラス越しの撮影で不鮮明な部分もあります。ご容赦を。
境内入口にいる昭和54年生まれの狛犬
吽には角があり、神殿狛犬風の容姿をしている変わった狛犬です。
(昭和54年(1979)5月5日建立)
境内の様子 二の明神鳥居
拝殿
拝殿目貫彫刻・龍
本殿
境内社 境内社
土俵 境港開口100周年記念モニュメント
絵馬