国信神社

西伯郡大山町國信920-1(平成21年7月29日)

東経133度27分01.79秒、北緯35度29分11.06秒に鎮座。

 この神社は大山口駅の北西約1kmに鎮座しています。全ての地図に「国信八幡神社」とありますが、社頭に置かれた大山町教育委員会の案内板に「国信神社」と書かれているので、私達はそちらの社名を取りました。
 どこの綺麗に整えられた素敵な神社だったのですが、この社の参拝時にだけ雨脚が強くなり、傘を差していた状態だったので、落ち着いて参拝が出来なかったことが残念でした。
 社号標はありませんでしたが、入口には台輪鳥居が建ち、参道奥に二の鳥居、そのすぐ後ろに随神門が建立されています。燈籠が建ち並び、江戸時代の狛犬もいる境内奥には、千鳥破風の付いた拝殿、後ろの玉垣内には重厚な本殿が建立されています。唐破風付きの境内社も素敵でした。

 御祭神:誉田別命、帯長足姫命、田心姫命、湍津瘁姫命、市杵嶋姫命、武内宿禰命、稚産霊命、倉稲魂命、保食命、稲脊脛命、素盞鳴命
 祭礼日:10月15日
 境内社:国信荒神神社他
 由緒:社名は、古くは国山八幡、江戸時代には正八幡宮、明治4年から国信神社と命名されました。
 寛永年間(1630年頃)池田藩主より社領の寄進があり、汗入郡総大社としてますます重んぜられました。
 例祭日には、米子城主の大勢の家臣による競馬や流鏑馬の行事が盛大に催され、往時を偲ばせる馬場小路の地名が残り、毎年10月15日には、これにちなんだ神事が行われています。

社頭
入口の台輪鳥居 鳥居に架かる額
「汗入郡大社 八幡宮」
参道脇にいる出雲構え獅子の先代さん
参道の様子
境内入口の二の明神鳥居
随神門
境内にいる文化9年生まれの出雲丹後狛犬
阿は子連れで、おまけに招き猫状態に片手を上げています。この時代の出雲丹後で、こんなに変わった狛犬を見たのは初めてです。この地域にもたまには人と違ったことを考える石工さんもいたんですね〜。体全体に模様が残り、爪の先までしっかりと彫られている良い狛犬です。子狛も可愛かったですよ。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文化9年(1812)6月吉日建立)
拝殿
本殿
境内社
境内社向拝下彫刻・龍
境内社額・龍
社名ではなく龍の彫刻がしてある額が架かっていました。変わっていますね、始めてみました。。
境内社木鼻・狛犬
境内社・国信荒神神社
国信荒神神社を護る、新しい小さな狛犬
境内に置かれていた社額二面
両方とも「汗入郡大社 八幡宮」と彫られています。