木ノ根神社

西伯郡大山町松河原(平成21年7月29日)

東経133度33分8.81秒、北緯35度30分51.89秒に鎮座。

 この神社は逢坂八幡宮から269号線に沿って西に約300m、道路沿いに鎮座しています。
 金属製の白い鳥居の建つ入口から石段を上がっていくと、「への子松」の樹幹が付いた木の根が納められている社殿が有り、その社殿内に小さな祠が祀られています。
 ここで神社は終わっているのかと思うと、まだ先に参道らしき小径が続いています。その道に沿って先に進むと六角堂のような建物があり、その中に「への子松」の三本の木の根の御神体が祀られていました。
 この社を案内しているサイトの多くが下の社殿を「木ノ根神社」として紹介していますが、多分こちらが本殿と思われるので、私達は先ほどの社殿を拝殿、こちらを本殿として記載してあります。

 創建年代は不詳で、男根そっくりの老松の根を御神体として祀っているユニークな神社です。古来より子宝、縁結び、夫婦円満にご利益があるといわれ、満願成就の折には、赤い腰巻を奉納するという慣わしがあり、町内外から祈願者が絶えないことでも知られています。小泉八雲もここを再訪し、その折のことを『日本海に沿うて』に紹介しています。

社頭
社号標 石段の参道
「への子松」納所・拝殿?
拝殿?に置かれた「への子松」の根 拝殿?内に祀られる小祠
参道
本殿?
本殿?長押上彫刻
御神体
「への子松」三本の根