小野神社

町田市小野路町885 (令和5年5月10日)

東経139度26分28.19秒、北緯35度35分41.11秒に鎮座。

この神社は、小田急多摩線・唐木田駅の南東4km程の辺り、小野路町の街中に鎮座しております。

御祭神 小野篁、天下春命

由緒
小野路は鎌倉みちの宿駅として鎌倉と武蔵の国府の於かれた府中に通づる要衝の地にある。宿の入り口にある小野神社は、小野篁の7代の孫小野孝泰が武蔵の国司として天禄年間(972)頃赴任し、小野路のこの地に小野篁の靈を祀ったことに由来する。
小野篁は、平安時代前期の人で和漢に優れた学者で、学問の神様であり、菅原道真の先輩にあたる。篁の孫小野道風は、平安時代を代表する書家で三蹟として有名である。
なお、小山田氏の小野路城があった城山には、小町井戸と伝えられる遺趾もあり、小野氏との関連が深い地である。
応永10年(1403)には、小野路村の僧正珍が寄進を募り、交通の安全を祈願して宮鐘を奉納した、朝夕に別当寺の清浄院(現在廃寺)の僧が宮鐘を撞いて旅人に時を知らせたという。
戦国時代の文明年間に、両上杉の合戦で、この宮鐘は山内上杉の兵によって、陣鐘として持ち去られた。現在は、神奈川県逗子市沼間の海宝院に保管されている。宮鐘は昭和59年に多摩市の塩沢貞氏によって復元寄進され、拝殿の右側面に設置されている。
神輿は小野神社神輿保存会によって修復事業が行なわれ、昭和60年9月に奉納された。
境内由緒書き より。

参道入口

参道

拝殿

境内入口の岡崎型狛犬

向拝の龍と木鼻の狛犬

本殿


末社